恐竜を彷彿とさせる見た目から大型魚・古代魚の中でも高い人気を誇るポリプテルス(Polypterus)。
温和で丈夫、人工飼料によく馴れるので、大型魚入門種としておすすめです。
ブリード個体も多く流通しており、セネガルス・セネガルスやエンドリケリー・エンドリケリーはアクアショップのみならず、ホームセンターでも販売されています。
今回は
にわけて、我が家の混泳魚をご紹介します!!
これからポリプテルスを飼育する、混泳に悩んでいる方のご参考になれば幸いです。
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下層:アフリカンスネークヘッド
- 【学名】Parachanna obscura
- 【分布】アフリカ
- 【水質】弱酸性~中性
- 【最大全長】約40㎝
- 【適正水温】22℃~28℃
- 【適正水槽】900㎜×450㎜×450㎜~
- 【与えている餌】キョーリン ひかりクレストキャット、テトラ クリル‐E、どじょう
小・中型ポリプテルスとの混泳に向いています。
アフリカに分布するパラチャンナ(Parachanna)属。
上記の3種が知られており、その中で最もポピュラーな種。
パラチャンナ属は、アジアに生息するチャンナ(Channa)属と比べ、温和な傾向にあります。
オセレイトスネークヘッドやレインボースネークヘッドのような派手さはありませんが、愛嬌のある顔つきと渋い茶褐色、ブロッチ模様が魅力です。
遊泳性は低く、シェルターや流木に隠れたり、底面でじっとしていることがほとんど。
互いに寄り添う姿を観察でき、馴れると餌くれダンスも披露してくれます。
スネークヘッド屈指の癒し系です!!
中層:アフリカンパイクカラシン
- 【学名】Hepsetus odoe
- 【分布】アフリカ
- 【水質】弱酸性~中性
- 【最大全長】約30㎝
- 【適正水温】22℃~28℃
- 【適正水槽】900㎜×450㎜×450㎜~
- 【餌】キョーリン ひかりクレスト カーニバル、テトラ クリル‐E、餌金(小赤)
中型ポリプテルスとの混泳に向いています。
アフリカ広域に分布する肉食性カラシン。
幼魚期は細身ですが、成長とともに厚みが出て迫力が増します。
野生下では50㎝以上成長する個体もいますが、飼育下では30㎝前後で止まることがほとんどです。
鋭い牙に厳つい顔、狂暴そうな見た目とは裏腹に温和かつ遊泳域が重ならないため、混泳に適しています。
成長が早く短命(3~5年)と言われていますが、我が家の個体は2023年8月で9年目を迎えました。
飛び出し事故・病気に気を付ければ、長期飼育も夢ではありません。
ゆったり泳ぐ姿と銀色に輝く美しい体色は一見の価値あり。
流通量が少ないため、ショップで見つけた際は、ぜひ購入を検討してみてください。
上層:ノーザンバラムンディ
- 【学名】Parachanna obscura
- 【分布】オーストラリア北部、パプア・ニューギニア
- 【水質】弱酸性~中性
- 【最大全長】約60㎝
- 【適正水温】22℃~28℃
- 【適正水槽】900㎜×600㎜×450㎜~
- 【餌】キョーリン ひかりクレスト カーニバル、テトラ クリル‐E、餌金(別和金)
大型ポリプテルスとの混泳に向いています。
柔軟性がなく、旋回が苦手なので1200㎜×600㎜×450mm水槽以上での飼育が理想です。
気性が荒く排他的。
同種はもちろん、上~中層が遊泳域の魚に攻撃を加えたり、激しく争うことがあります。
ポリプテルスには基本的に干渉しませんが、食欲旺盛で馴れると浮上性のみならず、沈下性の餌も貪欲に捕食するようになります。
先に浮上性の餌を与え、意識をそちらに向けるなど、行きわたる工夫が必要です。
アロワナとポリプテルスは王道の組み合わせですが、どちらも長寿で大型化することを念頭に置き、安易に購入することは避けましょう。
最後に・・・
混泳の可能性・組み合わせは無限大です。
生息域が異なり、野生では交わることのない組み合わせも楽しむことができます。
ただし
- 相性
- 飼育数
- 魚・水槽サイズ
様々な要因で、大なり小なりトラブルは起きます。
混泳に絶対はありません!!
100%安心という組み合わせはないので、観察を怠らないようにしましょう。
トラブルを最小限に抑えたいなら、単独飼育が理想です。
ポリプテルスは温和なので、サイズ差がなければ攻撃を仕掛けることは滅多にありませんが、相性が悪いと一方的に攻撃されてしまうので注意が必要です。
あらかじめ隔離できる水槽または、セパレーターを用意しておき、万が一に備えましょう。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!!
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