本日のテーマは『ビオトープ』です。
日中はすっかり暖かく...
3月に入り、暖かい日が増えました。
日中、メダカ達が活発に泳ぎ回る様子が伺え、ようやくシーズン到来。
桜の開花とともに春の訪れを感じる瞬間です。
とはいえ、冬眠で体力が落ちているため、水換えや大掃除は大きなストレス。
水温や環境の変化に繊細な時期なので、大掛かりなメンテナンスは行わず、日中の温かい時間帯に消化が良い餌を少量与え、徐々に体力を戻していきます。
やせ細っているからといって、大量に餌を与えると、水温が低くなり代謝が落ちた際、消化不良の原因に。
また、食べ残しは水質悪化を招くので、十分注意します。
3月は繁殖に向けた大事な時期。
メダカの健康を第一に考え、同時に産卵床や飼育容器の準備を進めていきます。
枯れ果てた水草たち
青々と水面に生い茂っていたホテイ草(ウォーターヒヤシンス)は枯れ、アナカリス(オオカナダモ)やマツモが辛うじて、緑を保っている程度。
冬場は、蓄積された枯れ葉が隠れ家や寒さしのぎに一役買ってくれるので、メダカたちが落ち着きます。
しかし、水温の上昇とともに腐敗が進むので、ホテイ草と蓄積された枯れ葉は取り除き、新たな水草と入れ替えます。
アナカリスやマツモは、暖かくなると再び成長するので、心配いりません。
睡蓮(スイレン)。
寒さに弱い熱帯睡蓮ではなく、寒さに強い温帯睡蓮をすべてのビオトープで育成しています。
屋外で水が凍結してしまう寒い地域を除けば、水切れを起こさない限り越冬可能。
早くも新芽を出しており、最盛期を迎える7月~9月にかけて美しい花を咲かせてくれることでしょう。
今年も生き物や花々とともに四季折々の風景を楽しみたいと思います。

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